Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

先の希望が見えなくなった時

「大丈夫よ。何とかなるから....」
何の根拠もなくそう言われて、幾分心が軽くなったことがあります。何の根拠もないのは説得力に欠けますが、ふと一瞬でも心が軽くなったことは確かでした。そうよね、何んとなかるよね、この状態が長く続くことはない、明けない夜はない。そう思えました。こう言ってくれたのは母でした。元来、てんねん系のおおらかな母です。母はこうして様々な苦難をたおやかにに乗り越えてきたのでしょう。乗り越えるというよりも、すり抜けるという感じでしょうか。

小さい頃の自分に戻って、親からどんな言葉をかけてもらえればうれしいかを思い浮かべると心が軽くなるというメッセージをいただきました。これからどうなるんだろうという漠然とした不安に襲われている中で、特に差し迫った危機もないのですが、明るいことが未来に思い浮かぶことができないでいます。そこで、「大丈夫、何とかなるから…」を思い出してみました。

私自身は娘たちにどんな言葉をかけてきただろうか。娘たちには、私の言葉が響いたことがあっただろうか。何かしら励みになっていることがあるだろうか。

どんよりした気持ちに打ち勝とうと無理せず、自然体で半ばこのどんよりにも身を任せる形で今をすり抜けよう。何とかなるから大丈夫と信じて。娘たちが元気で生きていてくれることそのものが、素敵なこと。