Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

形のない姿の見えない資産

人やものより知識によりお金を払う企業の傾向

AIが人に取って替わる時代が来ると言われているて、もはや必要ではなくなる職業もこれから出てくるというリスクと恐怖が浮上しています。要するに人工頭脳が完璧にやってこなすことが可能なため人を雇用する必要がなくなり、消えていく職業、ポジションがこれから益々出て来ると思われます。身近なところでは、スーパーのレジで自動化されているところがありますが、数台の自動セルフレジが設置されていることで今まで6−7人はいいたであろうレジ係さんが必要なくなりました。一人サポート役さんが居るだけです。

企業は自動レジに投資して賃金への支出を抑えられているという構図です。また、知識やデータといった形のない無形資産、姿の見えない資産により重きが置かれる傾向が加速しています。企業が生み出した付加価値のうち労働者に配分する比率が低下していて、無形資産への傾斜が賃金への配分を圧迫しているという記事を読みました。要するにお給料として従業員に払うお金より無形資産に投資する傾向が浮上しているわけです。企業はAI化あるいは知識やデータによりお金を充当することで雇用を減らすことができ、なおかつ生産性や効率性をあげることができるわけです。

大量雇用で生産性を上げ、その果実を賃金上昇の形で還元していた構図から、富の源泉が人やものから知識、データ、情報へと移管しているところです。これからの時代を賢く生き抜いていくのにも以前より複雑となっているようにも感じます。

本当に大切なものは目に見えない

「星のお王子様」の中で王子にきつねが言います "What is essential is invisible to the eye." 「本当に大切なことは目に見えないんだよ。」

上記の記事を読んでいて脳裏に浮かんだ言葉でした。方向性やテーマが全く違いますが、’姿の見えない’点では一緒なものでなんとなく思い浮かべてしまったのにすぎませんが、目に見えないことに重きを置く姿勢からどこか同じ匂いも感じてしまいました。

折しも、職場である人があなたのことをこう言っているということを聞かされて、少なからずショックでした。誰がどこで何を言ってるのかわからないよ、とある同僚にも留意を促されました。そうなんだって自分なりに受け止めたものの、幾分の気持ち悪さが払拭できないでいます。真摯に取り組んで静かに目立たなくしていようとも思いました。仕事のできる人でありたい、私の頼めば大丈夫という感じの信頼感を築きたい、役に立ちたいという姿勢で取り組んできましたが、独り合点で甘いところもあったのでしょうね、反省しました。と同時に人がどう言おうと凛としていたいとも思いました。

隠れた悪も人知れずの善行も全て神様がお見通し、見てくださっていると信じています。目に見えないことだけどわかってくれている神様がいるからという気持ちでいないとやりきれないようにも思うのが実際です。形のない姿の見えない資産というのは心の面でも言えるのかもしれません。心の持ちようは見えない資産でもあると思います。

これからの時代を生き抜くのに、記事では「目に見えない価値そのものを探り当てなければ国際競争に勝てない」と帰結されていました。目にに見えないものとは知識や情報だけではなく、きつねの言う目に見えない大切なこともしかりだと思います。

生き方全般をこれからの仕事も含めて、仕事の仕方、心の有り様を考えさせられました。