Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

「豊かさ」って何?*お金?時間?それとも....

富の源泉の変遷*モノではなくデータや知識

数日前の日経新聞に経済が進化しているとして、従来は富の源泉であったモノあるいはモノの所有が形のない資産にとって代わりつつあるという記事がありました。つまり、データや知識といった無形資産が有形資産を上回る形で富の源泉の主役にとって代わってきているという傾向が加速しているらしいです。もっと落とし込むと知恵や知識、情報がモノよりも資産価値があるという考え方が台頭しているという潮流だということです。

国境もなく形もない技術の脅威

物で経済成長をしてきた観点から考えると、モノを持たないことを吉利、ものへの興味の薄れから経済が鈍化するという脅威が生まれ、結果的にGDP減少に繋がることを国としては懸念しているようです。車を持っていなくても移動手段の情報(バス、電車、レンタカー、カードシェア、シェア自転車)を正しく取得出来て、的確に使える(取得できるだけの基盤がある、知恵があるというのはスマートフォンを使いこなせる、情報が手元にある、それを使うことができるという一連の操作によるものでこれが知識と情報という資産という考え方)ことで快適な移動ができる、すなわち、車を所有していなくても所有しているのと同等の豊かさを享受できるわけです。

車を所有し維持するコストに比べると遥かに安く身軽に移動できるという利点もあります。車が大好きな方々にとっては別次元のお話になるかと思いますが、これは単なる一例にすぎません。どこに、どんな情報が、どれだけあるか、どんな状態なのか、散在している形のない情報を収集してつなぐこと、かつ、それらを巧みに上手く駆使することで「快適」さを味わえる、つまり豊かさが生まれるという構図です。

 

快適だと思えることが豊かさ

快適の定義は人それぞれでしょう。お金がなくとも趣味の時間、家族と過ごす時間、自分らしく人生を謳歌する時間を十分に確保できていれば、快適な豊かさを手にしているということになると思います。「値段のない豊かさ」と新聞では言及されていましたが、確かに、この豊かさはGDPでは測定できません。

 

「豊かに生きたい」と思うとき、自分にとって快適だと思えることを基準にして一つ一つを考えていくと決断の助けになると感じました。そう、普段の生活の些細なこともそうですし、これからやろうとしていることもそうです。自分にとって快適かどうかという観点、人の目を気にしたりすることなく自分がどうあるのが快適かを自分に素直に問いてみたいと思います。

愛犬と過ごしつつ、自分のしたいことができる環境で、そこからお金が稼げて、それでも一人孤立しているのではなく、人々と繋がっていれて、誰かの役に立てているというスタイル>>私が快適とする豊かさの一つのスタイルです。洋服にも宝石にも興味なく、着心地がよく、身に着けていて自分らしく居られるという安心感のある洋服があり、ほんの少しのおしゃれを楽しむためのピアスと母から譲り受けたペンダントがあれば十分だもの。

 

知識、情報を収集しなきゃです。それから、自分の人生を自分で創っていくために行動しなきゃです。なりたい自分になるのに遅すぎることはない!と信じて。