Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

自分軸と行動する力

「自分軸」のある人

自分軸と私は呼んでいるのですけど、単純に落とし込むと、一本筋の通った人のことです。芯のある強さを感じる人がいます。自分の価値観を押し付ける、押し通そうとする「頑固」とは違います。しなやかな強さ、そこには潔さと爽やかさえ感じさせられます。

私にはこの自分軸があるかしら。周りの意見に惑わされ、本当の自分が見えなくなることも多々あります。ネガティブなことを言われても、静かに受け止めて大きく構えられる人でありたいと思のですけどね。あの人はこう言った、あの方にああ言われた、この人はこう言う....自分に向けられた言葉たちが心の中で右往左往して反芻する度に心がブレたり、傷んだりします。早い話人に惑わされている構図、自分軸がないのと同意だと言えます。

「その人はその人自身のことを一番に考えて生きているはず」親、パートナー、友人...誰であっても、自分が理解されない場合、それはその人の問題であって自分の問題ではないという考え方、ここに疑いもなく無理もなく到達することができると気持ちが軽くなります。自分軸があるということです。

カエルとおたまじゃくし

図書館に居る時間が最近また増えてきました。とても好きな空間です。本に囲まれている空間って昔から好きでした。最近見つけたとても心に響いた逸話を紹介します。
一匹のカエルが岸に座って、池の中にいるおたまじゃくしと会話します: 
おたまじゃくし:「君はぼくらの仲間」
カエル:「仲間だよ。」
おたまじゃくし:「君には手や足があるじゃないか、仲間なもんか。」
カエル:「成長して生えてきたのさ。君らももうすぐ生えてくるよ。」
おたまじゃくし:「手や足が生えてくるだって!!???」
カエル:「そうだよ。ボクと同じ姿になるよ。」
おたまじゃくし:「信じられない…。私には手も足もない....。」
カエル:「すぐに生えてくる、 信じて。」
そう言ってカエルは池の中に飛び込んで、おたまじゃくしと一緒に泳ぎました。

生えてくるよ~と言って池から離れていく選択もあったかもしれませんが、カエルは池の中に飛び込んだのです。わざわざおたまじゃくしの中に入っていったカエルの器の大きさを感じます。単なる優しさではない、より大きなものを感じます。

おたまじゃくしである今の私、時間がかかっても自分軸を密かに確実に構築しつつ、結果を急がず、人のせいにしないで、カエルに成長したいと思いました。そしていつかは惜しげなく池に飛び込んでいけるカエルの姿勢で生きられますように。