決断する力＊行動する勇気＊経験する宝

いい経験も悪い経験もない

人生を複雑に考えすぎ、もっとシンプルに受け止めて楽しむべきというメッセージをある方からいただきました。迷ったらコインで決めてもいいくらいだと。コイン！！？？と思いましたけど、どちらにしてもその結果を経験するにあたり「経験する」というプロセスから学ぶことがあり、ダメだったらまた次の決断と行動で次ステージを経験すればいいこと、良い経験も悪い経験もない、と。

何かを理由に行動しないことこそがよくないということでしょうか。何かって何かというと、時間がない、お金がない、忙しい、親や他人の目を気にしてと自分の中でいろいろ言い訳を考えてしまうわけです。不安や怖さもあり、面倒くささもあり、バツの悪さもあるかもしれません。決断する力が十分ではない時には体調さえ悪く感じることも私の場合はあります。

留まっって迷っている状態から、低迷している心境から抜け出すのは、決断して行動することが一番だということは自ら経験してきたことです。では、行動の帰結が上手くいかない場合、後悔の念に潰され落ち込んで過去の自分の決断を悔やむのではなく、可及的速やかに次のステップを考えるというマインドの切り替え、臨機応変の対処とでもいうのでしょうか、では別のことをしようという心持ちになる、そういうスタイルを身につけられたらと思います。その意味で、いい経験も悪い経験もない、あるのは経験するということだけだという考え方、シンプルで不思議な説得力を感じます。

自分らしさを大切に育てて

娘の誕生日にはいつも本を送っていますが、毎年この本選びが私の楽しみでもあり、読書時間を有意義なものにしてくれるいい機会でもあります。プレゼントする本は自分で読んでから渡すことにしています。背表紙の裏側に日付とメッセージを書くのが恒例ですが、今年のメッセージは「自分らしさを大切に育てて」という見出しにしました。

良い経験だけをしてほしい、嫌な目にあって苦しんでほしくないというのはどの親でも根本的に子供に対して願うことだと思います。苦労は買ってでもすべきという考え方もあり、苦い体験から学ぶことも多いのは重々わかりますが、自分のあった苦労や嫌な目にはあってほしくないと単純に思いますもの、子供達には。親ですね。それでも、成長のためには必要な時に必要な経験が与えられると信じて、娘たちのこれからを「ママ、ウザい。。。」と言われても心底祈っていきます。良い経験も悪い経験もなく、経験するということがあるだけという観点から、どんな経験からも学べるという人生に貪欲な姿勢から、人生を自分の物として謳歌してほしく思います。その中で、自然と自分らしさを愛しみ、どんな時にも自分を見放さない、信じれる人であってほしく思います。

それから、私もどんな風に導かれようとここに居ることを忘れないで。ママはウザいこともあるけど、一番の理解者でもありたいのよ。

決断する力、行動する勇気、そこから経験するすべてのことが自分らしさを一層輝かせるステップと成りますように。