失ったものへの郷愁、その捉え方:心の中でどう整理するか
失ったものが心に現れる瞬間
メリーポピンズリターンを観てきました。エミリー・ブラントの歌が上手なのと素晴らしいスタイルと軽快なメリーポピンズの役どころをこなしているのを堪能しました。彼女のための映画のようでした。
置かれた状況や通ってきた経験によって、同じ本を読んでも、同じ映画を観ても、人それぞれ 心に響くさまは違います。年齢や性別もそうでしょう。
私に一番響いてきた歌は”The place where lost things go"でした。
失った自分の過去の生活、こんなことになるとは思ってもいなかった日常がなんだかふと心に現れたのです。これには自分でも少し不思議で、戸惑いすら感じました。娘二人分のお弁当を作っていた朝、塾にお夕飯お弁当を届けていた受験の日々、ピアノの発表会に向けて連弾の曲を練習していた毎日、飼っていた猫くんがまだ生きていてグルーミングしていた瞬間、などなど、、、なんだかいろいろ 意識することないまま心に浮かんできました。思い出というものです。
どれもいとおしい瞬間でした。自分にもこうした暖かい日々があったことを大切にしようと思いました。そのあとに通った厳しく辛い経験をはるかに凌ぐ力強い暖かさで私の心を占めているように思います。
いい経験も悪い経験もない
「いい経験も悪い経験もなく、すべてはただの経験である」という客観的なあり方をすすめるメッセージを思い出しました。
「どんな経験もすべて、人生に満足と本当の幸せをもたらすためにだけおきている」という考え方です。
そうだとして、私に起きたことは、私のためなのだと思えるよう、問題にとらわれないよう、事象に潰されないよう生きようと思います。
失ったもの、いろいろありすぎですが、美しいピースがたくさんあって、今の私を築いてくれたものでもありますもの。感謝です。
あり方とマインドセットでありふれた日常も目をそらせてきた嫌なことも直面している厄介なことも、将来の不安もすべて違うものになると信じています。
人生のステージを上げるために 今日できることを考えようと思います。
水色と桃色の組み合わせって好きです、昔から。
私の好きな色の空が広がっていて、しばし眺めました。空がきれいだと思えることが今の私の救いでもあります。