Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

Home sweet home:立ち返るところ、ほっとする場所

「やっぱ、ここ落ち着く~」

昨夜遅く上の娘が急遽一時帰宅しました。遅い夕食をたべながら、「やっぱ、ここ落ち着くわ~ほっとした、ママの顔みて...」と言ってくれました。母親としては超嬉しい一言です。いろいろあった私の人生に巻き込まれて随分負担をかけてきましたし、犠牲になってきた面も多分にあるので申し訳なさがいっぱいです。教養と経験は財産という観点から教育環境だけは最優先で整えてきたのですけどね、子育てに答えはありませんから....元気で人生を楽しんでいる様子が確認できるのが私としては安心材料です。

さて、「7時過ぎになる、お夕飯たべよう。」と最初にLINEがきて、何を作ろうかなと思案しつつとりかかったものの8時を過ぎても現れず、ドタキャンかと思いはじめて、お雛祭りということもあって買ってきた道明寺を一人でお抹茶といっしょにいただき始めました。「これから出る」と電話で連絡があったのが10時を過ぎ、なんとなくすすり泣いていたような気配、何かあったのか心配になりましたけど、「気を付けてね」とだけ言って電話を切り、気分転換になるかと夕飯の献立をLINEしました。

マーボナス アボカドサラダ   おでん 道明寺 いちご よ。

独りでいるのでお菓子類は普段買うことはほとんどないのですが、お抹茶の好きな娘のためにお抹茶のお菓子を買いました。

帰宅したのは11時過ぎでした。顔色悪くないし、ニキビもひどくない、短く切った髪もきちんと整えられているし、爪もきれい。母ですね、そっと観察しつつ、手を握ったら、冷たいこと!私と同じ冷え性です。

遅いお夕飯を食べながら「やっぱ ここ落ち着く~」「ママの顔みて、ほっとした....」と言ってくれました。「はい、生きていますよ。たまには一緒に美味しいもの食べよう。」そういうと満面の笑顔で「うん!!」と言ってくれました。それからはGirls Talk! 「わかる~その気持ち。」とお互いに置かれた場所と自分の身に起きたことをcatch-upさながら話し合って、笑い合って、シェアし合いました。ほんの1時間ほど。編集の納期に間に合わすべく、やらなきゃいけないことがあるということで終電で帰っていきました。

疲れた時、傷ついたとき、そういうことが特に何もなくても、立ち返れる場所があるという感覚、安心感を持っていてほしいと思います、娘たちには。実家天国って言いますけど、そういうものでもあります。

家そのものが立ち返る場所であると同時に私自身がそういう存在でありたいと思います。Home seet home. そして、元気になれ!羽ばたいておいき、もっと輝いて。

昔であった詩「草原の木」で忘れられずにメモしているものがあります、詠み人知らずですが、私の心にずっと生きている言葉です:

私は大きな木になろう あなたが走る草原のまんなかに立つ。

走ること疲れたら木陰でお休み、灼熱にさらされないよう、そよ風が癒すよう

枝葉で包んであげましょう。

何も考えず、心の赴くままにいられるよう まっすぐに見守ります。

はしりたくなったら振り向かずにおいきなさい。

そして、走ることに疲れたら ここにもどっておいで。

わたしはいつもここにいます。

そう、娘たちにとってこうした存在でありたいと思います。

 

ここは、上の娘と物件を見に来て引っ越しを決めたところでもあります。結婚していたころの広い家ではありませんが、ベランダからは川沿いの桜並木が見えますし、近くにはドッグランのある公園もあります。物をできるだけ少なく本当に必要で心ときめくものだけにしておく主義、帰宅時にこざっぱりかたずいている空間に迎えられるのが好きです。部屋は心を映す鏡。お部屋を整えておくことで心も整えられるように思うのは昔から。少し話がそれてきましたが>>>いつでも娘たちが安心して返ってこれるように部屋も整えておきたいと思います。

 

立ち返るところ、ほっとする場所、安心して自分でいられる場所であるべく、お部屋も自分自身も整えてスペースを空けておこうと思います。