「恋愛」の位置づけとスタイル：仕事が上手いかないと恋愛に’逃げる’ or 恋愛を’避ける’

「彼氏がいたらな...仕事つまらない...」

昨日一緒にランチしていた同僚女子がこうつぶやきました。わかります。折しも、彼女と仲の良かったもう一人の同僚が、前々から目指していた違う業種に転職するために会社を辞めたタイミングでした。やりたかった仕事を掴んだ！という充実感とやるぞ！という意欲に溢れて眩しいくらい輝いている彼女を目前に、今の自分の状況（仕事が面白くない　かつ、恋愛もしていない）のつまらなさを痛感したのだそう、正直に話してくれました。とても分かります。

「彼氏がいても、仕事は面白くならないよ。」そうピシャリと言ったのは、その場にいた別の同僚女子でした。これもわかります。仕事が面白くないから恋愛に逃げるという形で恋愛したいと思っていても、出会いがあるわけではないという観点からも頷けます。「そうね、彼氏がいたら、仕事が楽しくなるわけではないけど、彼氏がいたら、週末会えると思えると、つまらん仕事でもこれが終われば....という励みにはなるよね。」二人の中庸をいくようなコメントをしましたが、自分の場合はどうか、どうだったか帰りの電車でふとこのランチ時の話題を思い出して考えました。

恋愛だけでは満たされないもの

仕事がつまらない感は私にも時折浮上してくる思いです。つまらないというよりも、不完全燃焼という感覚だったりします。不条理だと思える状況もあります。でも、やらなきゃという思いが結局勝つので、やるしかないと自分を持っていくわけです。特に、離婚した今の私にとっては、家計を支えるための大事な手段ですから。結論から言うと、仕事がつまらないという背景から恋愛したいとは思わないです。女子の場合は仕事がつまらない、辞めたい、結婚して家に入りたいという理由で恋愛したいという気持ちになることもあるのでしょう。昨今を問わず、こうした気持ちのフローはあるようです。その気持ちもとても分かりますし、悪いことではないと思います。私の友人にもいわゆる寿退社したおめでたい人々がたくさんいましたから。

でも、恋愛だけでは満たされないものがあるのではないかと思うのです。恋愛がすべてを払拭してくれるものではないと思います。彼氏がいても仕事は面白くならないよと言ったもう一人の同僚意見に完全に同意するわけではないですが（だって、面白くなさが少しは軽減されることも経験しましたから。）、仕事が上手くいかないからって彼氏に逃げても、一時しのぎで解決には至らないからというのが現実ですもの。そうした「逃げ」の姿勢で恋愛したくないなあ.....と思ってしまいます。

むしろ、仕事が上手くいっていないと、情けない自分を痛感して、恋愛したいという気持ちは湧いてこないのが私の場合。きちんと仕事出来て、気持ちいい自分でないと恋愛できない感じです、今は。おっと、恋愛ってしたい時にできるものではないのでこういう言い方にも語弊があると思いますが、マインドセットとして、の話です。

「見て～！久しぶりにフツーの人とデートしたの。」そう言って、最近デートした彼氏の写真を見せてくれた友人がいます。フツーの人？？？いままでどれだけ「普通ではない」人とお付き合いしてきたのでしょう、そっちのほうが気になるコメントでした。見せてもらった彼氏は長身で甘いマスクでとてもかっこよくて、目をキラキラさせている彼女を見ているのもとても楽しくて、彼女のウキウキ感のオーラが私にもいい影響を与えてくれました。そう、輝いている女子は仕事でも恋愛でもとても美しいです。彼女の恋愛が上手く行くこと心から祈ります。上手くいくというのは必ずしもお付き合いが続いて結婚にまでつながるということではありません。いい影響を受ける恋愛であればと思うのです。

今日は国際女性デー。恋愛に逃げるのではなく、恋愛を避けるのでもなく、恋愛からいい影響を受けれる形で恋できるといいです。そして、仕事に真摯に取り組みたいと思います。

Girls be ambicious.　The world is our oyster.