Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

劣等感との共存:闘うからもっと落ち込むのかも....

どうしようもない、行き場のない気持ち

子育てのためにきっぱりキャリアを諦めて、しっかり子育てに専念され、娘さんはハーバード大学をへてNYCの著名な法律事務所で弁護士に。お母さまご自身はというと、離婚されたもののご自身の努力で外資系企業のエグゼクティブにまで昇進。能力や裁量もさることながら、ご自身の努力の賜物でここまで来られたのでしょうね。すごい!薄井シンシアさんの記事を読んで微妙な気持ちになりました。「幾つになっても自分を成長させることで人生の花が咲く」という主張には心から同意します。幾つになっても人は変えられると私も信じています。でも、なぜ微妙な気持ちになったかというと、単なる妬み。わ、醜い。一番嫌いな感情です。そう、羨ましくて妬ましく思えるのを否めなくて、ここでまた自己嫌悪が加速、なおさら落ち込む。なんて醜い私。

離婚して働かざる得ない状況になって、シッターさんにお金を払いつつ、もう少ししたらシッター代もいらなくなるし、今だけの辛抱と言い聞かせ、派遣からはじめて、子供の熱でも置いて出勤したり、自身の熱は化粧で隠して、とにかく稼がないと!という切羽詰まった状況…どうにか懸命に仕事してきましたけど、正社員になった会社を2008年の金融危機余波で解雇、現在職に就いていますが....私には向いているとは思えない感が心底にさまよっていて不完全燃焼感。娘たちはそれでもすくすく育ってくれたのですけど、上の娘は大学を中退。母親として負担をかけてきた結果なのかと自責の念に襲われることもあります。下の娘は来春大学を卒業予定ですが、バイトを2つ掛け持ちながらよくやってくれています。仕送りが十分できないでごめんね。

というところで、子育て中はしっかり傍にいて専念でき、離婚しても確固たるキャリアを築いているのが眩しい。

わたしはこんなんで...なんなんだろう。

意味なく、じんわりと、でも確実に心が塞ぎました。行き場のないこの気持ちをどうすればいいか、心が侵食されていくのをぼっとして静かにしているしかなく、おかしいかも、私。無駄な涙が流れてきて、この感情にのまれる、潰されるのが嫌で、とりあえず外に出て歩きました。

今帰ってきてこれを書いています。

劣等感

人と比べるから劣等感が増幅しますね。自分を心地よく思えないというのが劣等感のコアにあると思います。潰されないでいるにはどうしたらいいか。自分を情けなく思うのを、人と比べて劣っている感から抜け出すにはどうしたらいいか。

娘たちが元気で生きていることそのものが素晴らしいと思える境地に立ち戻ろうと思いものの、この劣等感が押し寄せてきます。

闘うから余計落ち込むのかもしれません。ここで潰されている場合じゃない、やることはまだいっぱいあるという意地は残っていますけど。劣等感と闘うのではなく、うまく手名付けるこころの処理の仕方を考えます。