Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

一人と一匹

娘たちとの食事

かつて子供が小さい時、仕事帰りにそそくさとお買い物を済ませ、家についたら速攻でお夕飯の準備をしていました。早く帰った方が洗濯物を取り込む、たたむ、所定のところに整理するというのが基本ルールでしたけど、中高とすすむにつれ部活や塾で私よりも遅くなる娘たち....帰宅したらまず洗濯物を取り込み、夕飯の準備・お片付け、お風呂の準備、明日のお弁当のことやらその他もろもろ、怒涛のように家事のあれこれをこなしていました。世の中の多くのお母さんは当たり前のように毎日やっていることです。娘たちと三人そろって家でお夕飯を食べることが今日もできた....とほっとする瞬間でした。塾に行くようになってお夕飯弁当を届けたり、上の娘と下の娘のそれぞれの帰宅時間がまちまちだったりで、成長するにつれ三人そろってという食事の機会が減っていきました。「ママ今日はお夕飯いらない。」食事を作る機会も同じく減っていきました。

 

一人の食卓

娘たちがそれぞれ出ていって、離婚して一人暮らしとなった今、毎日が一人の食卓(おっと、愛犬がいるので一人と一匹です)急いでお夕飯を作ることもありません。かつてとは大違い、出来合いのお惣菜を買ってくることもありますし、お気楽です。明日のお弁当の心配もありませんし。寂しいと思うことはそうないのですが、今のところ、ただ、なんとなく思い出すことがあって、今はすっかりお気楽となってしまっている自分としては、一日を回すのに必死だったあの時代の懸命に取り組んでいた自分を よくやったと褒めたくなります。

いろんな時代が自分の歴史の中にあったのを感じます。

これから…

そとから石焼き芋の声が聞こえています。窓の方を向いて「なぬ?」という反応をしているワンコが私の横にピタッとくっついています。わたしの涙や醜い部分もたくさん見ていてくれる、無言で受け入れてくれる存在です。これからは一人と一匹。

こんな私でも何かの役に立ちたい、悩んでいる人に寄り添って何かしら私が経験してきたことからシェアしたり、、、できれば力になりたいと真摯に思っているのですけどね、少しずつ考えて模索して私なりのこれからできることを考えていきたい、行動していきたいと思っています。

一人と一匹、孤高にたおやかに クールに朗らかに生きていくべく、まだ人生諦めたくない、ありきたりで終わりたくないという意地は残っているようです。

Life shall be beautiful whatever comes.

 

どんなことからも学びがある、ここから立ち上がる!