Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

「貧者の循環」から抜け出す! モチベーションの維持より向上に目を向けるべき。

主要国で唯一マイナスした日本

日本は過去20年間の時給が主要国で唯一マイナスしたのだそうです。低賃金を温存することにより効率化が進まず、生産性が上がらない、その結果、賃金も上がらないという負のスパイラルに陥っているという経済アナリストの見解を「貧者の循環」と名付けられていました。

哀しい響きです。

働きたいと思える気持ちはどこから...

「働き手の意欲を高め、優れた人材を引き付ける、賃上げをテコに付加価値の高い仕事にシフトしていく潮流をつくること」を喫緊の”解決策”として帰結していた記事を読みました。

働きたい、もっと頑張りたいというマインドで仕事に取り組むことができ、それがきちんと評価されてお給料アップにつながることで、仕事の効率が上がり、仕事の質と収益の双方が向上する結果を出すというプラスのサイクルを目指すことです。

労働生産性(付加価値)が低迷しているのは、賃上げというお給料アップがないからですが、その前の段階、お給料が上がるためのパフォーマンス評価が正当にフェアにされていないという背景も多くの場面、場合であるのではないかと感じています。

「一生懸命にやっても、多少手を抜いても、お給料かわらないもん。」

「他の人には有休を認めたのに、私の申請した有休は受け入れてもらえなかった。」

そういうつぶやきを聞きました。これでは働きたいという気持ちは萎えてしまいます。

上述の喫緊の解決策の第一項目は「働き手の意欲を高める」ことが推奨されています。意欲を高めること(意欲を単に維持することではなく)という観点から、では、正当に評価することも、まず大事なのではと思いました。

確かに頑張っても結果が出ていない場合は、営利追及の企業としては、評価として賃上げというご褒美は提供しない、できないことは分かります。それでも、別な形で評価できます。頑張っているのをわかっている、観ているという理解という評価です。具体的に言うと、上司は自分を理解してくれているという信頼感、安心感とでも言えると思います。

 

頑張っている人がきちんと評価されますように。

そして、「貧者の循環」から抜け出そう、ニッポン。