Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

考えすぎるのをやめる:言い訳はしない、人にも自分にも。

「お休みありがとうございました。」

休暇から帰ってきたスタッフが久しぶりにブリーフィングに参加した際にまず初めに発する言葉です。「休暇中はご迷惑をおかけしました、申し訳ございません。ご理解、ご協力ありがとうございます。おかげ様で休暇を取ることができました、ありがとうございます。お土産をキャンティーンに置いておきますので、よかったら召し上がってください。」謙虚で美しい姿勢、いわば日本人らしい発想だとも言えると思います。外国人のスタッフがこう言っているのは聞いたことがありませんもの。休暇、要するに有給休暇と言うpaid holidayは当然の権利であり、お休みありがとうございましたという発想そのものが欧米には存在しませんから、当然です。その当然の権利である有給さえ取るのに躊躇を覚える、取りづらい空気感があるのは日本人であれば、いくらかわかるかと思います。もちろん、会社の文化にもよりますが、お休み中、人々に迷惑をかけてしまうという引け目という配慮が働くのがその大きな背景となっているでしょう。人生2度目、クリスマスから年末年始を日本以外で過ごしている今、私がまさに感じていることです。長期休暇をアレンジできたことを心から感謝していると同時に、休暇中の手配はしてきたものの迷惑をかけている、つまり、エキストラワークを同僚に与えてしまっていることで申し訳ない気持ちを否めません。

罪悪感なく楽しいことを楽しむように

過去にも取り上げたテーマですが、楽しむこと、お休みすることに罪悪感を感じない姿勢でいることって実は大切、これこそ、自分を大事にする根本姿勢です。今自分がしていることに罪悪感がよぎるのなら、自分のためにはなりませんもの。そこから微量でも発せられるネガティブなエネルギーが全てを侵食してしまう前に、楽しいと感じることを単純に堪能して心クリアでいたいと思います。

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自分を解放するプロセスで感性が研ぎ澄まされていくように思います。メリハリをつける生き方と言い換えられるでしょう。楽しむ時と休む時、それぞれ自分を尊ぶためですが、いつも感じることは、本当に自分を満足させられるのは自分だけだということです。”パーティーピーポー”でもなくお酒も飲まないテレビも好まない私ですが、海から登る太陽をぼーっと眺め、めずらしい種の野生の鳥を間近で観れたり、拡がるグリーンを散歩できたり、ピッチブラックの中で煌々と輝く星を見れた今回の休暇中の体験はプライスレスで、思い切って決断した自分に心地よく感じてさえいます。人生の目的はしごとでも結婚でも出産でにないですもの。本当に自分が満足できているのであれば、他人がなんと言おうとも邪魔されることはありません。こうした経験の積み重ねから自分であることの自信も培われてくるように思います。私は私でいいのだと言う静かで確固たる姿勢です。そうした自分であることの自信がある人は、他人を責めることもしません。彼らは彼らであることを認めることができます。決して人を無闇に批判したり否定するのではなく、孤独に鬱ぎ込むのでも引きこもるのでもなく、孤高にたおやかでいたく思います。群れませんが協調性がないわけではなく、パーティーピーポーではないですが、時に陽気にはしゃいで盛り上がりに参加するのは好きですもの。

海というとてつもなくダイナミックな大自然を前に年始に考えたことです。これからの生き方をさらに模索していく上で、人生を展開していく上で自分に正直な選択をしていこうと力むことなく自然に思っています。

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自分の約束に忠実な人がいい結果を残す

以前セミナーに参加した際に講師の方がこう言われたのが印象に残っています。正直であるのは人にも難しいですが、自分に対してもかなり難しかったりします。やりたいことがあっても、仕事があるから、家族の世話があるから、お金がないから、時間がないから、今の自分には無理だから等いろいろ言い訳してしまいます。自分がどうあるか、どう生きるか、考えすぎて潰れることなく、誰かに遠慮して取り下げるのでもなく、自身で決めていけます。

考えすぎで小さく固まっていないでいればどんな状況も次のステップの足がかりとなる。これは娘たちに昨年送信したメッセージですが、はて、どこまで今の彼女たちに響いているかしら。私こそ、考えすぎで人生を複雑で深刻なものにするのはもうやめよう、言い訳はしない、何より自分に対して。