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プロとしての意地:ジュリーのドタキャン

頑固でどうしようもない人間

ジュリーのニュースを知ったのは会社のランチブレーク中、食堂にあるテレビで流れていて、一瞬、西条秀樹に続いてまさか>>>と頭をよぎりました。プロとしての意地という観点から考えると7,000人でも真摯に実施すべきという見方もありでしょう。一緒にランチを取っていたテーブルの同僚は「プライド振りかざしている感じ、私があの場に行っていたら憤慨するね。」とぴしゃり。確かに、時間とお金をかけて楽しみにして行ったところ、こうした理由でキャンセルされたとなると(突発的な事故等のどうしようもない理由ではなく)頷けもします。「頑固でどうしようもない人間」とジュリー自身が自分を語っています。一見わがままそのもの、プライドをかざしていると評される姿勢ですが、そこに頑固を押し通す潔さ、ジュリーの美学を感じます。

不器用な生き方

要領よく物事を処置して事を進めることができる友人、全てが恵まれている人々、そういう方々と比べてしまい、何処かいつも不器用な自分、懸命に取り組んでも報われないと思える事態に「どうせ私なんか」というマインドに陥って暫し動けなくなる事があります。不条理な扱いに囚われる、自分に向けられた言葉でいっきにネガティブモードに陥いります(この歳になっても母親から否定されることは堪えます)。要するにくさる訳です。でも、くさったら負け。

意地を通すところとそうではないところ

意地を通すところと妥協してすすむところとその見極める力とが与えられますように。意地を通す場合はその決断による結果に責任を持つだけの覚悟も必要です。ジュリーにはその覚悟があったのだと感じます。

私もまだ意地を捨てきらないところがあります。しかしながら、意地を通したところで起こりえるだろう結果も受け入れていく確固たる覚悟があるだろうか.....。

”起こるかもしれないことを懸念してびくびくしながら無関心でいるよりも、半ば好くない結果になったとしても行動すること”といった趣旨の言葉がいつだったか読んだ本にあったことを思い出しています。

しなかったことを後悔するよりもやって失敗しがほうがいいということでしょう。その方が数段に豊かな人生でしょうね。Looking back upon my day before I got to bed, I won't regret over what I did not do.(寝る前に一日を振り返って、やらなかったことを後悔したくない) ダイアナ妃がインタビューで言ってたのを思い出しました。

 

70歳のジュリーのこれからを見守りたいです。

 

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