Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

損して得取れ

ツール・機械扱い、やってくれる便利なひと

通訳も大事なタスクの一つで、会議や打ち合わせで細かいニュアンスを伝えるのに苦労すること、議論が白熱した時には気を遣うことも多々あります。そうした会議が2時間も続くと結構疲れますが、これでお給料をいただいているからにはキチンとやる!という根性は多少なりとも持ち合わせていて、議事録もかっちり仕上げます。

ところが、同僚でメールの文章をやたら聞いてくる方がいて、別に難しくもなくサクッと伝えられるので何の苦にもならないですし、役に立てるのであればと別にいい人ぶっているわけでもないのですが、お伝えしていました。他にもいろいろ....もう本当にいろいろ頼んでくる。彼女に頼めばやってくれるという都合のいい存在のようです、私。本来の自分の仕事に支障が出るほどではないですが、いえ、、、時折出ることもありますが、なんとかやっています。

トップが変わると方針が変わって今までとは違うやり方に従わなければならないことって会社組織(特に外資系)ではよくあることだと思いますが、最近私の勤務先でもこうしたことが数件ありました。「こんなことやってられない」「二度手間三度手間!!」と反感を買う一方で、結局は大ボス(直ボスの更に上のボスってこと)の言うことには従うほかありません。そ・こ・で、意味ないことはやらないからという姿勢を貫くのは素晴らしいものの、部署としてやってない人がいるのは私としては不甲斐なく、その方の分を代行しました(やってあげましたというのってあまりに恩着せがましい感じでいやらしいですけど、そういうことです)。

損して得取れ

昔母がよく言っていました。なんとなく思い出してこうしてブログを書いているわけですが、目先の利益や損得を考えると損と思えることも、今我慢をすれば最終的に大きな得を得るという意味です。そもそも損得で物事を考えるのって多少なりともいやらしいですね。上品ぶってるわけではないです、決して。知人に損するか得するかという観点で’”計算して”この人と付き合うかどうかを決める人がいます。だまされたくないという心理もあるよう。うなずける点もあります、わかる気もします。それはそれで本人の価値観なのでいいでしょう。でも全てを損得で割り切れるでしょうか。実用的で現実的ではありますが、無味乾燥でどこか虚しい価値観.....。大昔、大学生の時、合コンで隣の席の男子(東大)に「君の家、一軒家?マンション?」と唐突に聞かれたことがあります。この子もこういう価値観の持ち主だったのかもしれません。

愚直に正直に生きるほうがいいのよ、と小さいときから何度も何度も何度も聞かされてきました。確かに、正直でバカを見るほうが、嘘でもうけるよりもいいという価値観です。騙されるほうが騙すよりもいい、と慰められたこともあります。最近はどちらもいやとはっきり言えるようになりました。というところで、噂話には加わらない、群れないという姿勢を保つようにしています。

と、損して得取れに戻りますと、得とは徳でもあり、本来は「損して徳とれ」という意味で、損をしていてもいつかは得をすることがあるという意味というよりも、損をしてでも一生懸命やればいつかはその努力が報われることがあるという意味というのが発祥だとか。

God knows everything. He will reward us in His way at His time.

神様はおみとおし。いつかいいことある。

不器用にしか生きられない面が自分にあることは自分なりによくわかっているつもりですけど、もう少し器用にかっこよく生きたいとも思います。

 

お題「今日の出来事」