Candygrace

Life is beautiful whatever comes.

「死ぬこと以外かすり傷」*生きているだけで丸儲けの姿勢

清貧

清貧とは簡潔に言うと文字通り清く貧しく生きる姿勢です。貧しく生きるというと貧乏で悲壮な暮らしぶりを思い浮かべるかもしれませんが、決してそうではなく、裕福なセレブ生活ではなく、贅沢はなく質素なこと、無駄なことにお金を使わない、節約することも清貧の姿勢です。

本当に大事なもの、必要なものにお金を使う、見極めるのはそれぞれの価値観にも大きく関係してくるものでもあります。チョコレート大好きですが、毎日ダースを食べるよりもたまーにゴディバを食べるほうが私は好きです。少し余裕があるお金が手元にあったら、本屋に行きます。友人はRe・Ra・Ku(マッサージ屋さん)に行くそうです。今の余裕資金などない生活でお花を買うなんてもったいない...まだ果物買ったほうがいい、という花より団子路線そのものですが、お花屋さんの前を素通りできない、思わず立ち寄って少し楽しませてもらって、私だったらこれとこれを買うかな~と思いを巡らせてみたりね。

清貧という生き方、私の好きな姿勢、私なりの清貧のスタイルを持っています。それは生活のためでもありますが、心を整理するうえでも私にとっては大事な指針となっています。無駄なものを持たない、最小限のもので暮らすスタイル。ミニマリストにも通じるところですが、多くのものを持たない主義です。洋服も2年着なかったものはこの先着ることはないでしょう、トレンドを追いかけるのではなく、自分が心地よいと思えるものだけ、気に入ったものだけを手元に置いて思い切って処分しました。この処分も初めはダラダラしていましたけど、一度整理して物を減らす”快感”を味わうと、次第にきちっと処分できるようになりました。

 清貧でも豊かに生活する工夫とぶれない姿勢と神メンタルで自分の人生を充実させる!そういつもアファメーション的に自分を励ましています。

心が壊れる瞬間に思い出した言葉

それでも、心は時折壊れます。やってられない....とネガティブな波長につぶれていく自分がいて、まずい...と心のどこかでちょっと意味なく焦ったりもします。このサイクルから早く抜け出すべくもがくこともあります。そんな時にふと本屋さんで目にしたのが「死ぬこと以外はかすり傷」というタイトルでした。ほう。本当に大事なことだけに注力しよう、先行き不安に襲われるのではなく、過去の嫌なことを頭中によみがえらせるのではなく、注力すべきは今日そして今この瞬間 という姿勢を思い出させてくれました。それから、そう、死ぬこと以外かすり傷、確かに、生きているだけで丸儲け。少し雲が消えて晴れ間が見えてくるような感じでした、心の中が。

 

視点を変える

視点を変える、変え続ける。これが落ち込みのスパイラルから抜け出す方法でもありますが、簡単ではないです。視点を変えなきゃ~と自分に課すとよけいに妙に焦ったりもして。そんな時、ふと思い出した言葉、本で出会ったフレーズで救われる一瞬があります。生きているだけで丸儲けさ、と言ってくれた友人が昔いました。人魚姫のように泡になって消えたい、と私が言った時です。自分に起こったこと、起こっている事の重石に立ち向かう、乗り切る力がなく、本当に自殺が頭をよぎるほど壊れている時でした。無責任な死で迷惑をかけることになる、やるべきことは山積み、逃げるように死ぬのは卑怯、そう言われるよりも力強い暖かさがあります。そう、生きているだけで丸儲け。それから、死ぬこと以外かすり傷。

 

「最大の不運のなかに しあわせが生まれる最高のチャンスがある」

前にも引用したエウリピデス古代ギリシャの悲劇詩人)のことばです。このままどんよりした気持ちで一日をすごしたくない、人生まだ捨てたもんじゃないと思わされる言葉です。今直面している難局が考えているほど深刻ではない、悩んでいる時間がもったいないという方向にさせてくれます。

心を支配する、頭に浮かぶ思考を創造してその犠牲となるのは辞め。自分が味わう気分を作り出しているようなもの。その気分を変える。変えられるのは自分だけです。

日曜なのに朝からしとしと雨です。散歩に行けない(愛犬との朝のお散歩は思考をゼロリセットする、何も考えないでいられる私のための貴重な時間でもあります。)抱えている問題と情けない自分に落ち込んでどんよりしているところから、少しづつ視点を変え気分を変え、始まったばかりの今日一日を孤高にたおやかに過ごしたいです。

注力すべきは今日そして今この瞬間*

 

お題「最近知った言葉」